小児科疾患 喘息予防

小児喘息の対処法と予防について

最悪の場合肺炎の可能性も無視できないので、ただの咳とはいえ不安は大きなものかと思います。
油断できない小児疾患である咳と喘息について、其の基本をまとめます。

 

 

異物による突発的な咳に注意!

 

一時的な咳の原因としては、食事をしている時や小さなものを誤って飲み込んだことによるものもあります。誤飲によって窒息にいたり、毎年子どもからお年寄りまで含めて数千人も死亡事故が起きているため、身近でも起こるリスクは十分にありえます。

 

あまりに激しくむせるようであったら、すぐに救急車の連絡の準備をし、ものが詰まっている様子が見られたらすみやかに気道確保の応急処置を行ってください。
子どもの食事には喉につまらない素材や調理法を選び、小さい子どもの手の届く範囲には誤って飲み込みそうな小さなものを放置しないなど日頃の配慮は有効な予防になります。

 

 

アレルギーが原因かも?

 

異物による喉のつまりが原因でなく、夜間や食事のたびに毎回咳の発作が確認できるなら、アレルギーが端を発していると推測できます。
子どもに強く影響を与えるアレルギー原因物質はそこら中に溢れているので特定するのは難しいですが、化学薬品や花粉などからは遠ざけ家の中をいつも清潔にするのが最低限注意することです。

 

特に1歳から3歳にかけてはもっともアレルギー性の喘息を発症しやすい期間なので、小児を取り巻く環境への配慮は徹底するべきです。
衛生面に配慮するのはもちろん、ペットなども極力近づけないようにしてください。
ご家族にタバコを座れる人がいる家庭でも、喘息リスクを引き上げるので要注意です。

 

 

小児喘息が快方に向かうまで

 

喘息の改善には、ただくすりを処方すれば良いのではなくご家庭での環境や子どもの過ごし方から強く影響を受けるので、快方に向かうまでは根気強い取り組みが必須です。
肺や気管支が弱い人や子どもにとって喘息はいつでもついてまわる疾患なので、どれだけ日常生活で注意を払えるかが治療の行方を左右するのです。

 

いったんぜんそくの症状が和らいだからといって何も考えずに過ごしていると、いつ再発の可能性に襲われるかわかりません。
ぜんそくのリスクを低減させる環境は子どもの健やかな成長につながるので、面倒がらずに見なおしてみてください。